下関市立美術館


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所蔵品展 No.136

巴里 憧れのフランスと魅惑の日本/どこから日本画?―芳崖以降の表現者たち/新収蔵品紹介

会期 2017年4月26日(水曜日)~6月25日(日)
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
観覧料 一般:200円(160円)、大学生:100円(80円)
※()内は、20名以上の団体料金。
※所蔵品展は18歳以下の方、70歳以上の方などの観覧料が免除されます。下関市と北九州市在住の65歳以上の方も観覧料免除。(いずれも公的証明書の提示が必要です)
※下関市立美術館・北九州市立美術館友の会会員(特別・賛助・一般・ペア会員)の方は観覧無料。
 

展覧会紹介


巴里 憧れのフランスと魅惑の日本

日本美術がフランスへ  19世紀末のフランスでは、日本の文化・芸術(美術工芸品や浮世絵)に感化されたジャポニスム(日本趣味)が流行しました。トゥールーズ・ロートレックのポスターは、浮世絵にみられるような大胆な画面構成に特徴があります。また、動植物が多く描かれた日本美術に影響されて、植物文様や有機的な曲線を表現の特徴とするアール・ヌーヴォーという新しい芸術思潮も生まれました。アルフォンス・ミュシャによる曲線美は、モチーフの女性をより魅力的に写します。そして、日本美術を直接フランスへもたらした人物が高島北海(1850-1931)。同時代的にフランス・ナンシーでアール・ヌーヴォーに接触し、エミール・ガレとの邂逅も果たしています。
 19世紀末ポスターとガレ工房のガラス工芸、高島北海の作品を資料とあわせて約15点でご紹介し、19世紀末から20世紀初めの日本美術とフランス美術のつながりをお伝えします。

フランスへ渡った日本人画家たち 1900年代から1950年代に、フランスへ渡った日本人画家たちを紹介します。華やかな芸術文化を生んだパリは、世界中から多くの芸術家たちが集まった土地。日本人画家たちも海外の美術を学ぶためにヨーロッパに渡り、パリを拠点とした者たちも少なくありません。1920年代、日本伝統の絵画技法を用いてパリの寵児となった藤田嗣治や同時期にフランスで制作に取り組んだ岡鹿之助らは、現地で作品発表も行っていました。また、フランスで海外作家に直接師事した日本人画家もいます。梅原龍三郎はルノワールに、のちにパリの街角を独特のタッチで描いた佐伯祐三はヴラマンクに師事していました。そして1950年代に入ってから、パリの街を石版のシリーズで描いた香月泰男や、野見山暁治、田淵安一、菅井汲ら現代に活躍する作家たちも渡仏の経験をしています。油彩画、水彩画、版画約30点で、彼らのフランス美術受容、独自の展開、表現の豊かさに着目します。
 憧れ、魅惑し合いながら生まれた、フランスと日本をむすぶ美術をお楽しみください。

どこから日本画?―芳崖以降の表現者たち

 日本画とはなんでしょう?明治以降、日本の伝統絵画(狩野派や琳派、大和絵、浮世絵など)を統一して名前を与えられたのが「日本画」。また、紙や絹に岩絵具や胡粉、墨で描いた技法の絵画をさします。しかし、時代が移り変わって歴史的背景の意味が薄れ、技法や表現が多様化していくなか、日本画を「日本画」にとどめる境界線はどこにあるのでしょうか。
 近代日本画の父と称された狩野芳崖とその盟友であった橋本雅邦にはじまり、線描に頼らない色彩表現も試みて明治の日本画革新を先導した下村観山・木村武山、森林学・地質学の知識をもとに山岳を描いた高島北海、水墨など伝統技法と現代感覚を融合させた児玉希望、四季折々の風景を淡い色調で表現した中村宗弘、漁村など北辺に生きる人間を緊迫感漂わせてあらわした小野具定などを紹介。近・現代の日本画表現の可能性にせまります。

新収蔵品紹介

 平成28年度に新しく収集された作品を一部ご紹介します。高島北海《朝鮮金剛山萬瀑洞口》(1920年)や古舘充臣の風景画、松岡敏行の作品を展示します。

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アルフォンス・ミュシャ
《主の祈り》(表紙)1899年

特別展示


アルフォンス・ミュシャ《主の祈り》
晩年の大作《スラブ叙事詩》が公開中で、話題のミュシャ。出版物として制作された作品《主の祈り》(1899年)を、期間限定で展示します。

会期:4月26日(水曜日)~5月21日(日曜日) 終了しました
場所:第4展示室(1階)

関連催事


ギャラリー・トーク(学芸員による展示解説)
日時:5月6日、27日、6月10日(各土曜日)午後2時~1時間程度
場所:展覧会場にて
※聴講には観覧券購入などの受付手続きが必要です。

中高生のための対話型鑑賞会 「みる・考える・話す・聴く」

美術作品を見て、感じたことを話し合いながら新しい楽しみ方を発見します。
対話型鑑賞を先駆的に実践・研究している京都造形芸術大学がプロデュースしたプログラムで進めます。
講師 下関市商業高等学校 教諭 宮崎龍次氏
日時 平成29年6月17日(土曜日)午後1時~3時(12時半から受付)
対象 市内中高生(一般の方も見学可)
場所 下関市立美術館 講堂/2階所蔵品展会場(大学生以上は要観覧券)
内容 対話型鑑賞のレクチャーを受けた後、美術館の所蔵品展会場で対話型鑑賞をします。
展覧会 下関市立美術館 所蔵品展「巴里 憧れのフランスと魅惑の日本/どこから日本画?-芳崖以降の表現者たち」(一般200円、大学生100円)
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