コレクションの一部をご紹介――彫刻
※こちらに掲載されている作品が展示中かどうかについては美術館までお問い合わせください。
※コレクションは、年4〜5回程度開催している『所蔵品展』の中で、作品・テーマを変えて展示しています。
常設展示はございませんので展覧会スケジュール等でご確認ください。
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カール・ミレス
1949年制作・ブロンズ
ミレスの彫刻は神話や伝説に題材を取った独創的で幻想的なモニュメンタルな作品が多い。
『人とペガサス』はギリシャ神話に題材を取ったもので、
コリントの英雄べレロフォンが天馬ペガサスに乗って、怪物キメーラを退治に行く物語である。
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カール・ミレス Carl MILLES (1875年〜1955年)
スウェーデンに生まれる。スウェーデンの技術学校で、木工と彫刻を学ぶ。
1897年パリに渡り、一時ロダンの助手をつとめた。1906年スウェーデンに帰国。
幻想的でモニュメンタルな作風を展開し、スウェーデン彫刻界の第一人者とされた。
1929年からアメリカに渡り、教育活動も行なった。
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植木 茂(うえき・しげる)
1964年制作・鉄 この作品は1964年の第6回現代日本美術展に『祈り』とともに出品されたものである。 植木茂は第1回現代日本美術展から連続して出品してきたが、それまではすべて木彫であった。 しかし第6回展では2点とも大型の鉄による作品であり、 前年の個展でも数多くの鉄やブロンズの作品が発表され、 また1965年の個展では『翻』『飛』など象徴的なタイトルの鉄作品が出され、 この時期の金属素材に対する関心の強さが並々ではないことが知られる。 『浴光』は太陽を象徴化したものであろうが、その形態の中には翼や人体を想像させるものがあり、 鉄でありながらも軽やかさを感じさせる。 さらに表面は横方向に無数のしずく状の鉄が重なったように処理され、金属特有の冷たさが消え、 ぬくもりさえ感じられる。 その後、植木の金属作品は線による具象的なイメージを表した鉄溶接の作品に変わり、 70年代後半からはほとんど木彫だけになっていった。 |
植木 茂 うえき・しげる (1913年〜1984年)
札幌市に生まれる。洋画を学び、三岸好太郎に師事。
自由美術家協会創立に参加し彫刻に転向。
1946年から下関に居住。村井正誠、山口薫らとモダンアート協会結成。
1951年大阪に移住。1955年サンパウロ・ビエンナーレ、1956年ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。
日本の抽象彫刻の先駆者的役割を果たす。
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速水史朗(はやみ・しろう)
『GANRYU』1985年制作・黒花崗岩 奥に立つのは佐々木小次郎の折れた長刀、手前は宮本武蔵の木刀のイメージという。 抽象彫刻でありながら、作者はイメージを膨らませるために、物語を添えることを好む。 それは見るものを束縛するものではない。作者自らが楽しんでいるのだ。 『MUSASHI』は『GANRYU』が設置されて13年後に作られた。 巌流島の対決にちなんだ2点の作品は、垂直と水平という対照的な姿で、いずれも5メートルの大きさである。 鑿で刻まれた粗野な部分と、磨かれた部分の石肌の変化が、自然の凛とした厳しさとあたたかさを伝える。 両者は《対決》ではなく、芝生の広場を包み込んで語り合うように調和している。 |
速水史朗 はやみ・しろう (1927年〜 )
香川県に生まれる。徳島大学工学部卒。
香川県多度津で中学校の理科教師をつとめながら村松礼一、新田藤太郎に彫刻の指導を受ける。
1953年二紀展に初入選、1958年二紀会同人。
石膏、コンクリート、鉄などの素材のほか、瓦土による瓦彫刻でも知られる。
モニュメントや壁面レリーフの制作も多い。
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田辺 武(たなべ・たけし)
2008年制作・ステンレス鋼 作者が一貫してテーマとしている《時》を表現した作品で、 矩形の規則的なずらしによってダイナミックな空間が生まれ、時間の視覚化が図られている。 2008年は美術館開館25周年という節目の年であり、その時間の流れも象徴している。 特徴的な形と色彩が視線を引き付け、ランドマークとなるとともに、 美術館・長府庭園一帯の空間に彩りを与え、より充実した憩いの場となるように意図された。 |
田辺 武 たなべ・たけし (1945年〜)
山口県内に拠点を置いて活動している彫刻家。
これまでに現代日本彫刻展(宇部市)などで受賞し、県内外各地にモニュメントを制作設置している。



