茶室・淵黙庵(えんもくあん)について

 淵黙庵は、築後110年以上を経過している茶室です。
島根県津和野町の堀家(現在、堀庭園として一般に観光地として開放しています)の敷地内にあったものを、昭和28年に原氏(下関市長府在住)が堀家から譲り受け、さらに平成16年に下関市が原氏から寄贈を受け、長府毛利邸に移築されたものです。
 当茶室は、泉州・堺で造り、津和野に移送されたと聞いています。
 淵黙庵の題字は、当時の奈良法隆寺の管長・佐伯定胤(じょういん)師の書によるものです。
 軒裏は細竹を使用した化粧軒裏仕上げ、天井は竿ぶち天井、窓は竹連子窓等、随所に110年前の茶室建築がもつ趣が十分備わった茶室であります。
 また、そのため8寸程度の急勾配(通常、銅板葺きの場合2.5〜3.5寸勾配)となっています。
 なお、移築にあたっては、材料も一部再使用を行うとともに、土壁の色も当時を再現するよう配慮しています。

・木造平屋建
・茶室規模 床面積 :15.20u(4.6坪)
軒高 :3.6m

ウィンドウを閉じる