○下関市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例

平成20年3月28日

条例第14号

(趣旨)

第1条 この条例は、公職選挙法(昭和25年法律第100号。以下「法」という。)第172条の2の規定に基づき、下関市の議会の議員及び長の選挙(選挙の一部無効による再選挙を除く。以下同じ。)における選挙公報の発行に関し必要な事項を定めるものとする。

(選挙公報の発行)

第2条 下関市選挙管理委員会(以下「委員会」という。)は、前条の選挙が行われるときは、当該選挙の候補者(以下「候補者」という。)の氏名、経歴、政見、写真等を掲載した選挙公報を、当該選挙ごとに1回発行しなければならない。

(掲載の申請)

第3条 候補者は、選挙公報に氏名、経歴、政見、写真等の掲載を受けようとするときは、その掲載文及び写真を添え、委員会の指定する期日までに、委員会に文書で申請しなければならない。

2 候補者は、その責任を自覚し、前項の掲載文には、他人若しくは他の政党その他の政治団体の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等いやしくも選挙公報としての品位を損なう記載をしてはならない。

(選挙公報の発行手続)

第4条 委員会は、前条第1項の申請があったときは、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載しなければならない。

2 選挙公報への掲載文の掲載の順序は、委員会がくじで定める。

3 前条第1項の申請をした候補者又はその代理人は、前項のくじに立ち会うことができる。

(選挙公報の配布)

第5条 委員会は、第1条の選挙が行われるときは、当該選挙に用いる選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対し、当該選挙の期日の前日までに、選挙公報を配布するものとする。

2 委員会は、前項の各世帯に選挙公報を配布することが困難であると認められる特別な事情があるときは、同項の規定により配布すべき日までに新聞折込みその他これに準ずる方法をとることによって、同項の規定による配布に代えることができる。この場合においては、委員会は、下関市役所その他適当な場所に選挙公報を据え置く等選挙公報の配布を補完する措置を講じなければならない。

(選挙公報の発行を中止する場合)

第6条 委員会は、法第100条第4項の規定に該当し、投票を行うことを必要としなくなったとき、又は天災その他避けることのできない事故その他特別な事情があるときは、選挙公報の発行の手続を中止する。

(選挙公報に関しその他必要な事項)

第7条 この条例に定めるもののほか、選挙公報の発行に関し必要な事項は、委員会が定める。

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(適用)

2 この条例は、この条例の施行の日以後その期日を告示される下関市の議会の議員及び長の選挙から適用する。

下関市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例

平成20年3月28日 条例第14号

(平成20年3月28日施行)