下関市立美術館


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下関市役所本庁舎新館の出張展示のご案内

市役所本庁舎新館1階エレベーターホールでは、美術館の所蔵する美術作品や資料の展示を行っています。お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。



 現在の展示

石山義秀《ペタンク大会》 1983年 エッチング

〔作家・作品について〕

 熊本県天草出身の洋画家、石山義秀は、下関第一高校(現 下関中等教育学校)を卒業後、阿佐ヶ谷美術専門学校で西洋の古典絵画技法を学びました。1977年に渡仏し、エクス・アン・プロヴァンス美術学校基礎課程修了、フランス造形表現国家上級試験に合格後、研究生としてアトリエで制作します。石山は、自分の表現を模索する中で、初期ルネサンス期の群像表現を試み、エクスの町中の人々を描きました。8年間エトランゼ(異邦人)としての自分を見つめ、これまでの日本の絵画にない表現への挑戦に、自己の存在価値を見出します。
 1985年に帰国すると、高校時代を過ごし、母方の出身地でもあった下関で制作活動をすることを決め、故郷熊本や長崎、下関の公共建築の壁画を手がけました。石山は現在も、下関や故郷の風景を描き続けています。
 この《ペタンク大会》は、フランス留学時代に制作された三対の作品です。左右の円形枠にはペタンクというフランス発祥の球技に興じる人々が、中央の八角形枠には、ペタンク競技から引退した老人たちが腰かけて語り合う様子が表されています。中年から老年期という、人生の黄昏における穏やかな時間が切り取られているようです。その後ろには大樹が伸びており、周りに集う人々の生命の象徴のようです。
 石山の下関での作品の一つが、水道局の壁画《水と子供たち》(下図)です。関門海峡を背景に、水遊びをする子供たちが描かれています。何よりも目を引くのは、豊かに葉を繁らせる大樹です。人間が水や植物など、自然の恵みで生かされていることを感じさせます。この作品は、生乾きの漆喰の上に水で溶いた顔料で描く、西洋の伝統的なフレスコ画技法で制作されました。フレスコならではの鮮やかな色彩が、自然のみずみずしさや、子供たちの生き生きとした様子を引き立てています。

(参考)《水と子供たち》1990年 下関市水道局


 これまでの展示

期間 展示内容
2020年
10月27日~11月24日 伊東丈年《海峡》原型作品
9月1日~10月27日 菅井汲《赤と青》《黄色い矢》
7月20日~8月31日 西田洋一郎《プリズム透影 アンナプルナ》
5月26日~7月17日 植木 茂《民家》/堀尾 卓司 《果》
4月8日~5月25日 (複製画)狩野 芳崖《悲母観音》
1月6日~3月30日 中村 宗弘《朝富士》
2019年
8月26日~12月27日 藤田 隆治《干潮》
6月24日~8月23日 元永定正《しろいせんから》
5月5日~6月20日 横尾忠則《刻の迷宮関門海峡》
3月11日~4月26日 松岡敏行《関門海峡(亀山)》《綾羅木の海》
1月22日~3月8日 堀 晃追悼特別展示《舟を浮かべて》
1月8日~1月18日 中村宗弘《紅梅》
2018年
10月23日~12月26日 小野具定《静日海峡》
9月4日~10月19日 高橋照子《和ちゃん》《柳子ちゃん》
7月24日~8月31日 有馬周三《濡れる群像》1984年
6月12日~7月20日 香月泰男《パリの屋根A》《パリの屋根B》
5月1日~6月8日 狩野芳崖資料紹介
3月26日~4月27日 彫刻家・植木茂の木の造形
―《民家》シリーズ―
2月13日~3月23日  古舘充臣の風景画
1月4日~2月9日 (複製画)狩野芳崖《月梅図》
2017年
11月13日~12月27日 上田久之《ラジオを聞く女》
10月3日~11月10日 関門橋を描いた現代版画
【前期】7月31日~9月1日
【後期】9月4日~10月2日
特別展関連展示
杏橋忠次郎の植物画
6月26日~7月24日 現代版画―モノクロームの表現
【前期】4月24日~5月26日
【後期】5月29日~6月23日
フランスの世紀末ポスター
【前期】テオフィル・アレクサンドル・スタンラン《猫》
【後期】ウジェーヌ・グラッセ《装飾美術展ポスター》
3月21日~4月21日 香月泰男の版画~春の花といきもの~
2月6日~3月17日 特別展関連展示 装幀家としての岸田劉生
~『劉生図案画集』(大正10年)より~
2016年12月26日~
2017年2月3日
池上 秀畝《双鶏・両兎図》
2016年
11月29日~12月21日 サラ・ブレイヤー《夜の真珠(関門橋)》
10月18日~11月25日 狩野芳崖《谿間雄飛図》(複製)
8月23日~10月14日 植木茂《トルソ》
8月2日~8月19日 「山の日」制定記念/期間限定公開
「高島北海が描いたロッキー山脈」
6月28日~7月29日 伊東深水《浴後》
4月26日~6月24日 特集「赤間硯の世界 堀尾卓司・堀尾信夫父子と一門の仕事」
4月4日~4月22日 狩野芳崖《朝陽遊牧図》/橋本雅邦《夕陽帰牧図》
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